「支笏湖日記」に見る湖畔の思い出(8)
掲載日:2021.03.31
2020年1月31日に休刊となった千歳民報には、毎月1回「支笏湖日記」というコラムがあり(今は苫小牧民報に掲載)、私も執筆者の一人として支笏湖で見たこと感じたことなどを書いてきましたので、恥ずかしながらこのトピックスで紹介したいと思います。
今回はその8回目(最終回)、支笏湖温泉です。
現在の”支笏湖温泉”の泉源はビジターセンターの裏手に2014年3月に完成した「支笏湖温泉二号泉源」から各施設(丸駒温泉は独自泉源)に配られています。
湯量たっぷりの美肌の湯として多くのお客様に楽しんでいただいていますが、昨今のコロナ禍により苦戦が続く中、各施設での感染防止対策はもちろんですが、支笏湖温泉旅館組合の取り組として加盟全7施設の宿泊者にマスクと消毒液、除菌シートのセットをお配りしています。
「新北海道スタイル」に加え「支笏湖スタイル」と名付け、安心して楽しめる観光地であることをアピールしています。用意したセットが無くなり次第終了となりますが、まだ在庫はあるとのことです。
「支笏湖温泉は全体で一つの旅館(ホテル)なんです。それぞれタイプの違うお部屋(各施設)がこの支笏湖にそろっているということなんです。」同組合の先代組合長だった故佐々木金治郎さんがおっしゃっていた言葉です。
・コロナ禍での2021氷濤まつりの成功により新たなイベントの姿が見えてきました。
・商店街では、ワーケーションを意識してリニューアルを行った店舗や新たな業態を計画中の店舗もあります。
・チップ(ヒメマス)の知名度向上、観光客誘致に向けて支笏湖漁協を中心に新たな動きが始まりました。
・アクティビティーも含めてコロナ後を見据えて支笏湖温泉は新たなステージへ踏み出し始めています。
私事ですが、
不肖・木下宏は、所属する(一財)自然公園財団支笏湖支部を3月31日にて退職することになりました。
従いまして、王子軽便鉄道ミュージアム山線湖畔驛の運営からも身を引きますが、今後も支笏湖には微力ではありますが新たな形で関わっていこうと思っています。
なお、今後のミュージアムの運営は自然公園財団支笏湖支部が直接担うこととなりますが、昨年5月のHP開設以来87回のトピックス更新はこれが最後になることでしょう。ご覧いただきありがとうございました。
※上の写真は支笏湖温泉(第2泉源)開湯式の様子です。