「支笏湖日記」に見る湖畔の思い出(3)
掲載日:2021.03.07
2020年1月31日に休刊となった千歳民報には、毎月1回「支笏湖日記」というコラムがあり(今は苫小牧民報に掲載)、私も執筆者の一人として支笏湖で見たこと感じたことなどを書いてきましたので、恥ずかしながらこのトピックスで紹介したいと思います。
今回はその3回目、支笏湖小学校です(上の写真は開校70周年を記念して撮られた写真です)。
同校は今年開校73年目を迎えます。支笏湖日記を読み返してみると、”地域と自然の中で見守られ育てられていると実感できる素晴らしい学校”と記しましたが、この伝統は今も引き継がれています。
例えば下校時には、支笏湖駐車場を管理しているおじさんが子どもたちに「お帰り!」と声掛けすると子どもたちも「ただいま!」と返します。地域住民の方々も温かく見守り、時には注意もします。また、地域の敬老会やクリスマス会には先生や子どもたちも必ず出席し交流を深めています。
このような関係がいつまでも続くことを願いますが、昨今のコロナ禍により地域の行事がほぼ全て中止となり交流の機会がめっきり減ってしまいました。
そんな中、昨年9月24日のトピックスに書きましたが、児童と公立千歳科学技術大学の学生との「支笏湖・山線はかせになろう」の交流は、あまり若者のいない支笏湖地域で年齢の近いお兄さん、お姉さんと交流するという新鮮な体験になったようです。
4月には今のところ2名の新入生を迎え全校児童11名になる予定です。コロナ後の新しい交流の形を見つけていきたいものです。